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◆ 住宅ローン事前審査の目的
お客様が、色々と悩んだ末にやっと見つけた物件の手続きを進めていく中で、問題無いだろうと思っていた住宅ローン審査が不承認になることは、お客様にとって大変不幸な事です。
そのような事態をできるだけ避けるためには、金融機関が住宅ローン事前審査の際に誤解を招きやすい事柄をチェックしてから申込みをすることです。
マルワホームでは必ず下記の項目を事前にヒアリングさせていただいています。
◆ 住宅ローン審査のポイント
住宅ローン事前審査では、以下の1~7の情報を審査されます。
本審査では、8~9が審査対象になります。
1.年収に対しての返済比率
2.物件価格に対しての自己資金比率
3.申込時点での他の借入状況
4.個人信用情報
5.勤務形態
6.勤続年数
7.勤務先の実態と信用
8.健康状態
9.物件の担保評価
金融機関は、上記1~9の項目内容が良いお客様の事を「属性が良い」と表現します。
逆に内容が良くないお客様の事を「属性が悪い」と表現します。
当然「属性の良いお客様」はスムーズに住宅ローン審査の承認が得られます。
逆に「属性の悪いお客様」は否決になる確率が高くなりますので事前の対策が必要です。
それでは、金融機関が考える「属性が悪い」ことについてご説明させていただきます。
◆住宅ローン審査での20項目の注意すべき事柄
以下の項目で2つ以上あてはまる場合、「属性が悪い」に該当します。
1.過去7年以内に債務整理をした事がある
2.クレジットの返済日を遅れた事が度々ある
3.現在もキャッシングの借入残債がある。
4.運転免許証番号の最後一桁が4以上の数字
5.キャッシング枠のあるカードの保有
6.携帯電話を分割払いで購入している
7.自動車ローンの残債がある
8.雇用形態が契約社員、アルバイト、パート
9.自営業(自由業)で確定申告が少ない
10.健康保険証が国民健康保険
11.保険証の資格取得日が勤続年数と異なる
12.勤務先が小規模又は社歴が3年未満
13.給与体系が時給や日給制である
14.給与体系が歩合制である
15.現在、産休中又は前後である
16.独身である
17.勤続年数1年未満
18.諸費用も住宅ローンに組み込みたい
19.高血圧や糖尿病などの持病がある
20.現在の居住年数が1年未満
上記の1~20については、1つでも心当たりがあるまたは該当する場合は、
住宅ローン事前審査をお申込みする際に、その該当することについて詳しく説明をする
必要があります。
何も説明をせずに住宅ローン事前審査の申込みをすると、金融機関から「今回は、総合的な
判断でお受けできません。」と審査不承認になる可能性があります。
最近の傾向として、金融機関に不承認理由を尋ねても「綜合的な判断で・・・」と明確な理由を
教えて頂けなくなりました。
不承認理由が判らないとなると不承認を承認に持っていくことは非情に困難です。
逆に、上記1~20の項目について、予め心当たりがある。又は、該当事項があれば対策を
してから住宅ローン事前審査を申込みする事により「承認」を得られる可能性が高くなります。
住宅ローン審査では「属性のよいお客様」の場合、どこの銀行でも承認を得られますので、
優遇金利や諸条件を優先して条件の良い金融機関を選ぶことができます。
しかし、上記20項目に該当する方は、まずは審査が通る金融機関の中で優遇金利や条件の
良い住宅ローンを選ぶ事が必要になります。
但し、審査を通す事ばかりに目が行くと、将来の安全性を忘れがちになってしまいます。
私は、住宅ローンアドバイザーの資格者として健全な住宅ローンをお奨めしております。
「住宅ローン審査が通る金額と返済できる金額は違う」と思って冷静に資金計画を立てて
ご家族円満で安心・健全な持ち家生活をお送りください。